2017年1月10日火曜日

Windows Oracle sqlnet.oraのNTSによる認証エラーについて

Windows Oracle sqlnet.oraのNTSによる認証エラー(ORA-01017)について
Windows OSにOracle Clientをインストールして、Accessなどを使ってOracleのデータベースへ接続する際、認証エラー(ユーザとパスワードを入力する画面が出ない)で接続出来ず、エラー(ORA-01017)が発生する場合があります。

sqlnet.oraに以下の記載があると、Windows認証情報(※)でOracleに自動で接続しようとしまするため、Windows OSにログオンしているユーザ&パスワードと同じ情報がOracleに登録されていない場合、認証エラーになることがあります。

SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NTS)

Windows認証情報を使わず、Oracle認証情報でログインする場合は、sqlnet.oraの記載をコメントアウト(行頭に # を付ける)又は以下のようにNONEを設定します。

#SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NTS)
    又は
SQLNET.AUTHENTICATION_SERVICES=(NONE)

コメントアウト又はNONEに設定した後は、OracleのIDとパスワードでログイン出来るようになります。設定変更した後、Windows OSの再起動やサービスの再起動などは不要です。

sqlnet.oraのデフォルト設定ではNTSとなっているため、注意が必要です。

※Windows認証情報…Windows OSにログオンしているユーザとパスワード

ご指摘、ご質問などはコメントへお願いします。

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