2017年2月6日月曜日

Linux sosreportで情報収集してエラーの原因究明に役立てる

Linuxでエラーなどが発生したときに情報収集する場合は、sosreportコマンドが便利です。
何か問題が発生した際は、ひとまずsosreportを実行しておくと、役に立ちます。

sosreportはパッケージの導入が必要なコマンドです。

sosreportコマンドの実行には、root権限が必要です。

sosreportでは、
  ・パッケージの導入状況
  ・/etc配下の設定ファイル
  ・サービス設定(chkconfig)
  ・コマンド実行時の状況(df、ps、netstat、freeコマンド)
  ・/var配下のログ(ファイル)
  ・コマンド実行時のカーネルパラメータ(/proc)
などの情報を集め、アーカイブ(圧縮)としてファイルが作成されます。

sosreportコマンドは通常 対話式ですが、オプション(--batch)を指定することでバッチ(非対話式)に変更出来ます。非対話式にすることで、シェルスクリプトへ組み込めます。

また、ファイルの出力先は、デフォルトで/tmp(または/var/tmp)ですが、オプション(--tmp-dir)を指定することで出力先を変更出来ます。出力先の空き容量が不足すると失敗する(ハングする可能性もあります)ので、注意が必要です。

コマンド例) シェルスクリプトに組み込み、出力先のディレクトリを変更する場合
  sosreport△--batch△--tmp-dir△[出力先のディレクトリ]

sosreportコマンドはシェルスクリプトのため、オプションや動作は直接ファイルの内容を確認することが出来ます。

ご指摘、ご質問などはコメントへお願いします。

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